多言語翻訳では国際的対応として十分ではない

最近の日本の傾向としてサイトやチラシなど多言語翻訳で国際化対応をしているのをよく見かけるようになった。

オリンピックの影響であるのは間違いない。
しかし日本語からの翻訳ですべての国の方々への趣向に合うのだろうか? 気持ちを動かせるのだろうか?

海外では日本人の多い和食レストランと現地の人ばかりの人気和食レストランはきっちりと分かれる、なぜだろう? 根本的理由は味の違いである。

欧米人は甘めの照り焼きを好み、生ものを食べれない人も多い。生卵などはかなりハードルも高い。となれば日本人好みの味を紹介しても欧米人には受け入れられないこともある。

翻訳文の記事を読んでよく聞くのは ”意味は解るけど…それで?じゃあそこに行こうという気にはならないね” という意見である。
ここでわかるのは日本人の感性の記事では通用しないということだ、やはり自国では同じ国の人たちが書いている記事を読んでいるのが普通であり、いきなり日本人の好みをお勧めされてもという感じであろう。

紹介文の内容も全てその言語国の方に合わせて、各国の方々が興味のある記事にした方が効果が高い。メインにする内容も変えるべきだと思う。

欧米、中東、アジア全般でも国によって好みも違う、ターゲットにしたい国の記事を言語別に作成する必要になる。

他社と差をつけるなら、多言語翻訳で満足しないことが重要だと思う。

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